潮干狩りで賑わう浜辺。子供、女、犬、年寄り。
僕が一歩浜辺へに足を踏み入れた途端、皆が僕にはアサリを投げつけてくる。
「痛い、けどアサリが手に入るぞ」
そんなわけで、体に傷を負ったものの、アサリご飯を想像して嬉しさで顔をほころばせながら家へ帰って、アサリを確認すると、アサリはどれも死んでいた。中身の無いものもあった。そのとき、チャイムがなった。戸を開けると子供が一人立っていて、「何か」とたずねると、アサリを投げつけられた。

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