グラウンドに青年が一人いる。「お芋を食べているね」と「それはそうだ」という
会話を、お芋を食べている青年は、ウサギ小屋の後ろからしてくるのを聞いてる。
「これはお芋さ」と嘘をつく青年。そう、青年が食べているのはフランクフルトと
その好きな味であるチリペッパー味ソースである。
「ウサギ小屋の後ろにいるんだろ、これはお芋だぜ」とまた嘘をつく青年。
いつまで経っても今日のように、お芋を食べる青年と思われるのかと考えている青年は
嘘をつくのをやめて、「これはフランクフルトさ」と走りながら
ウサギ小屋の後ろへ向かった。
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